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年金生活者等生活支援臨時福祉給付金に賛成?反対? [社会]

本日20日の参議院本会議において2015年度の補正予算が可決されました。

その中に今年の4月以降に低所得高齢者に対して3万円程支給されることになる、
年金生活者等支援臨時福祉給付金について述べてみたいと思います。

この臨時給付金は今回1回限りのものとのことで、収入が増えない低所得者にとってその後のことを思うと
少し不満は残ります。 
国会論戦の中で、安部総理大臣や政府与党は、この給付金は第二次阿部内閣の経済政策、
いわゆるアベノミクスで企業の業績も回復して、社員の給与もここ2年上がって来ている、しかし企業業績の
恩恵が及びにくい年金生活者や低所得者層が存在し、それらの人達にも恩恵が行渡らないことには、
本格的な経済の好循環には繋がらない、その為にこれらの方々に給付金を支給することによって個人消費を
下支えし経済の好循環に繋げたい、その為に支給するものであると述べています。 

一方、民主党を初めとする野党はどうかというと、今年実施される参議院選挙の前に年金生活者や
低所得者に支給されることから、選挙の票目当てのばら撒き政策で、仮に支給したところでほとんどの方は
老後の不安から使うのを控え蓄えに回してしまうので、政府与党の目論見通りにはならない、撤回して別の
方法を講ずるべきだとの考え方です。

政党によって考え方に多少の温度差はありますが、ばら撒き政策という点では一致しています。 
この手の給付金や他の政策は、自民党が野党に政権を奪われるまで続いた55年体制の中でも、
数限りなく実施されました。その都度野党は、例えば給付金の類はばら撒き、公共事業を増やせば無駄遣い
と自民党の進める政策に対し、ことごとく反対の姿勢で臨んで来ました。

野党の立場からすれば賛成することが出来ないのは分かりますが、その結果がどうだったか、
そういう手法で政策を進めてきた自民党の一党支配体制がずっと続いてきたのです。 
このことは、自民党の進めて来た政策が、理論的な是非は別として国民に指示されて来たからこそ、
そういう結果になったのではありませんか。

つまり、自民党の一党支配体制は国民をだまして続いたものではなく、野党が政権の選択肢を提供出来ない
中で、国民が自ら選択した結果に他ならないものなのです。 

一時期政権が民主党に渡ったことがありました。その際民主党は総選挙でいろいろな公約をしました。
最低年金一律7万円、子供手当て月額26000円、その他ありましたが実現していません。

それは現実的ではないからで、再び政権は自民党に戻ってしまいました。 
安部内閣や政府与党が言っていることに多少の異議はありますが、年金生活者や低所得者の収入が
増えていないことも事実です。その方達に1回限りではありますが臨時給付金を支給する、この考え方は
現実的で間違っていないと思います。

継続的に毎年支給、願わくば年金増額を望みたいところですが、国の借金が1000兆円を越し、
これから益々社会保障関係の予算が自然に増えていくことを考えれば、それは無理な要求というのは
誰でも分かります。

そんな中で何とか財源をやりくりして支給してくれようとしている臨時給付金、現状では合格点を上げることが
出来ます。 この政策に対し我々が出来ることは、安部総理大臣が述べた通り、支給される給付金を経済活動
の好循環に資すことが出来るよう、出来るだけ多くの金額を消費に回すことではないかと考えます。




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